この度,日本描画テスト・描画療法学会第23回大会を,大阪樟蔭女子大学心理学部が担当することになりました。会場は奈良公園にある奈良県新公会堂で,9月14日(土)と9月15日(日)の2日間,「心の臨床と描画」をテーマとして開催します。今年の大会では,描画テストと描画療法の基本に目を向けたいと考えました。
1日目は,各種の描画テストと描画療法についてのワークショップと学会認定描画療法士の研修を行い,夕方に懇親会を持ちたいと思っています。2日目は研究発表・事例検討と,総会,特別講演,シンポジウムを企画しています。本学会の正会員で編集委員でもある村瀬嘉代子先生に「描画とコミュニケーション」というテーマで特別講演をお願いしました。シンポジウムでは「描画に表れる臨床像」というテーマで,話題提供者に心理アセスメントの本質を語っていただき,指定討論には山中康裕先生をお招きしています。
奈良県での開催は本学会では初めてのことであり,東大寺大仏殿・二月堂や興福寺,春日大社,国立博物館も会場から徒歩圏内にあります。秋の連休の一時,古都の美しい風情も味わっていただければと思っています。
大会長 高橋依子(大阪樟蔭女子大学)
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